鳥取県はたくさんというほどの着付け教室はないですが、それなりに着付け教室があります。
着付け教室に通う事で、自分自身で着物を着る事が出来るようになったり、娘さんなど周りの方に着物を着させてあげる事が出来るようになります。
着物を着る機会って少ないと思うんですが、それは「自分自身で着る事が出来ないから」といった事も、着物を着る機会が減ってしまう原因の一つになるかと思います。
着物が自分自身で着れるようになる事で、着物を着る事が楽しくなり着物を着てお出掛けする事も増えるはずです。
なので、もし着物をちょっとでも着たいな…って思っている方は一度着付け教室に通ってみるといいですよ。
冒頭でも述べたように、鳥取県にはそこまで多くの着付け教室は無いですが、それでもいくつかの教室があります。
各教室の費用やレッスン内容などについて調べてみたので、着付け教室に興味がある方は参考にしてください。
厳選した5つの着付け教室
三谷美登里着付け教室
三谷美登里着付け教室は、三谷美登里さんがされている着付け教室になります。
三谷美登里さんはいろんな着付けのコンテストに参加して、最優秀賞をいくつももらっているような実績のある方です。
着物着付け師や美容着付け師、美容師などの資格も取得しています。
着付け教室の方は着物初心者の方でも安心して学べるアットホームな教室となっているので、初めての方でも安心して通うことができますよ。
日進地区公民館で着付け教室をやっていて、「水曜コース」は第1、第3水曜日の13時~16時までやっています。
料金は1回2,000円なので手頃に学ぶことができます。
あと「日曜コース」もあって第1、第3日曜日の9時30分~12時30分までやっています。
こちらは月額の前払いとなっていて月3,000円となっています。
持ち物として着物と小物というのがありますが、持っていない方は相談くださいとのことなので相談してみるといいでしょう。
きもの永見
きもの永見の着付け教室は、すでに700名もの方が卒業しています。多くの人がこのきもの永見で通っているのです。
着物文化を後世に伝えたいというきもの永見のおすすめオン着付け教室で、「美装流セット」を買った場合は受講料が無料になるのです。
着物の斡旋も一切ありませんし、手持ちの着物で学ぶことができます。
美装流前結びはマニュアル化した着付けなので、家でも再現しやすく、和服を着たいと思った時にすぐに切ることができますよ。
着物教室の開催日は毎週金曜日と土曜日の13時30分~15時30分、日曜日は10時30分~12時30分となっています。
自分にスケジュールに合わせて都合の良い時に行くといいでしょう。
1クラスは平均3~5人と少人数制なので、しっかり学ぶことができますよ。
絹の館さーびす呉服店
絹の館さーびす呉服店は、着物の販売・レンタル・着付け教室を行っている呉服店になります。
着付け教室では、着付けのみならず、季節のコーディネート、きものにまつわる諺、所作レッスンなど、着物を着ることを楽しむ、といったことを学ぶことができますよ。
着付けレッスンでは、着物がまったく初めてでも、普段着からお出かけ着まで、綺麗着物がに着られるように教えてもらえます。
基本的にグループレッスンとなっているんですが、アットホームな雰囲気なので気楽にレッスンを受けられますよ。
レッスン費用は、1回(約2時間)1,500円で受けられることができます。リーズナブル設定なので受けやすいですね。しかも、1回のみの体験でも全く問題ありません。
なので、まずは体験してみて、その後続けられそうであれば定期的に通うって流れで良いかなって感じです。
個人差にもよりますが、だいたい5~6回の受講で着物を自分で着られるようになるそうですよ。
和想館
和想館は、鳥取県鳥取市に本店がある呉服店になります。鳥取市以外にも、米子市・島根県・山口県に店舗がありますよ。
和想館では、着物・振袖の購入はもちろん、定期的に着物の着付け教室も開催されています。
付け教室では、3ヶ月で「簡単に、綺麗な着姿で、おひとりで着物が着られる」ようになるといった事をコンセプトに教えてもらう事が出来ますよ。
7回のレッスンだけで、袋帯の「二重太鼓結び」(袋帯を用いる結び方で、「お太鼓」と呼ばれる飾り結びです)で、美しく着物を着られるようになります。
もちろん、全くの初心者の方でも問題ありません。結べるようになるまで、丁寧親切に指導してくれます。
受講料は一万円となっています。
ただ、いつでも受講できるといった訳ではありません。開催期間が限られているので、和想館の公式サイトにて着付け教室の開催期間を確認しておきましょう。
湖山北着装教室
湖山北着装教室は、鳥取大学前駅から5分。奥伝講師による着付け教室になります。
着物の着付けは一人では難しい、と思っている方でも着付けが簡単にできるようになります。
教材費無料で、低コスト・短期間のコース設定とお一人お一人のペースに合わせたマンツーマンレッスンで教えてもらう事が出来ますよ。
どうしてもグループレッスンだと、他の方の目が気になる・聞きたい事が聞けない、などといった事があるかもしれません。
その点、湖山北着装教室はマンツーマンレッスンなので安心ですね。
出張で自宅まで教えに来てもらう事も出来るので、お仕事や子育てなどで忙しくて通えないって方にもお勧めです。
出張費用は無料となっているのも嬉しいポイントですね。
鳥取県の着物着付け教室の現状
鳥取県は、豊かな自然と歴史的な文化が交錯する地域であり、その中で着物文化も大切に守られてきました。特に、観光資源や地域の行事と深く結びついた着物着付け教室が多く、観光客向けの体験型プログラムや地元住民向けの着付け教室が活発に行われています。以下、鳥取県の主要な地域ごとに、着物着付け教室の現状とその特色について詳しく説明します。
【鳥取市の着物着付け教室】
鳥取市は、鳥取県の県庁所在地であり、観光の中心地としても知られています。特に有名な観光地である鳥取砂丘や白兎神社を背景にした着物体験は、観光客にとっても人気のプランです。鳥取市内では、観光客向けに短時間で着物を楽しめる体験型の教室が増えており、観光の合間に着物を着て写真撮影をする観光客の姿がよく見られます。
特に、鳥取砂丘での着物体験は、広大な砂の風景と伝統的な和装が絶妙にマッチし、多くの観光客がこの特別な体験を求めて訪れています。こうした観光向けのプログラムでは、地元の着物着付け師が参加し、短時間で美しく着付けをしてもらえる点が魅力です。観光シーズンには、海外からの旅行者も多く、鳥取市の着物体験は国際的にも注目を集めています。
また、地元の住民向けには、結婚式や成人式といったフォーマルな場面での着物着付けを学べる教室が多く、家族や地域のコミュニティで着物を着る文化が今も根強く残っています。鳥取市の教室では、訪問着や留袖、振袖など、場面ごとに適した着物の着付けを学べ、フォーマルな装いを必要とする際に多くの人が着付け教室に通っています。
【倉吉市の着物着付け教室】
倉吉市は、白壁土蔵群など歴史的な町並みが美しく保存されている地域で、観光客にとっても人気のスポットです。この地域では、観光地を背景にした着物体験が特に注目されており、倉吉市内の着物着付け教室では、観光客向けに短期の着付け体験を提供しています。白壁土蔵群の風情ある町並みで着物を着て散策することができ、伝統的な日本の文化を肌で感じることができます。
倉吉市の教室では、地元の伝統工芸品や織物を活かした着物も人気で、地元産の素材を使用した着物をレンタルし、その歴史や背景について学ぶことができるプランも提供されています。また、和装小物の制作体験や、着物を着たまま和菓子作りや茶道体験を行うことができる教室もあり、観光と文化体験を結びつけたユニークなプログラムが魅力です。
さらに、地元住民向けには、地元の祭りや行事に合わせた着物の着付けを学べる教室が充実しており、日常的に着物を楽しむ文化が根付いています。特に、着物を着て参加する結婚式や地域の伝統行事が多いため、こうしたフォーマルなシーンに対応した着付けを習得できる教室が人気です。
【米子市の着物着付け教室】
鳥取県西部に位置する米子市は、山陰地方の交通の要所でもあり、観光客にとっても便利な地域です。米子市内の着物着付け教室では、特に若い世代や観光客をターゲットにしたカジュアルな和装体験が増えています。観光地での着物体験や、結婚式などフォーマルなシーンでの着付けを学ぶ教室があり、多くの地元住民がこうした教室に参加しています。
特に、米子市では「米子がいな祭り」など地域の伝統的な祭りが行われ、その際に多くの人が浴衣や着物を着用します。これに伴い、祭りシーズンには浴衣の着付けを学ぶ短期集中講座が開かれ、初心者でも気軽に参加できる内容が人気です。教室では、動きやすくかつ美しい着付けの技術を学べ、地元の人々が祭りを楽しむための重要なスキルとして定着しています。
さらに、米子市の教室では、結婚式や成人式に向けた振袖や訪問着の着付けを学ぶコースも充実しており、家族や友人の結婚式に参列する際や、成人の日に美しく着物を着こなすために多くの若者が教室に通っています。
【境港市と大山町の着物着付け教室】
境港市や大山町は、自然豊かな環境に恵まれた地域で、特に観光客向けの着物体験が人気を集めています。大山町では、自然の美しい風景を背景にした着物体験が提供されており、大山を訪れる観光客がこの地で着物を着て写真を撮ることができるプランが特に好評です。四季折々の自然に囲まれた中で着物を楽しむことができ、観光と和装体験を同時に満喫できる点が魅力です。
また、境港市は「水木しげるロード」が観光地として有名で、観光客が着物を着て観光を楽しむための体験型教室が提供されています。着物姿で地域を散策することで、観光の楽しさと日本の伝統文化を同時に体験できるため、観光客の間で高い人気を誇っています。特に、地元の観光協会と連携したプランが増えており、観光業との結びつきが強まっています。
【鳥取県の伝統行事と着物着付け】
鳥取県全体では、地域ごとの伝統行事や祭りがあり、それに伴って着物の着付けが必要とされる場面が多くあります。特に、しゃんしゃん傘踊りのような地域の大規模な祭りでは、多くの地元住民が浴衣を着て参加し、地域文化を大切にしながら祭りを楽しんでいます。こうした祭りの際には、着物や浴衣の着付け教室が開催され、地域住民が自分で美しく着物を着られるようにサポートするプログラムが組まれています。
また、鳥取県内では、結婚式や成人式といった人生の節目で着物を着る文化が今も根強く残っており、フォーマルなシーンに合わせた着物着付けを学ぶことが重要視されています。地元の着付け教室では、こうした特別な機会にふさわしい着物の着付けを習得することができ、家族や友人のために美しく着物を着ることができる技術が教えられています。
【鳥取県の着物文化の課題と今後の展望】
鳥取県では、伝統文化や観光資源を活かした着物の着付け文化が続いていますが、少子高齢化や若者の着物離れといった課題も存在しています。これに対処するため、地元の着付け教室では、カジュアルな和装や現代風のアレンジを取り入れたプログラムが増加しており、若い世代にも着物を楽しんでもらえるような工夫がなされています。
また、観光業との連携も進んでおり、観光客向けの体験型プログラムが増えています。特に鳥取砂丘や大山といった自然景観と着物を組み合わせた体験は、国内外の観光客に人気であり、観光地としての魅力を高める要素となっています。今後も観光と着物文化を結びつける取り組みが期待されています。
【まとめ】
鳥取県の着物着付け教室は、地域の伝統行事や観光資源と深く結びつきながら、地域住民や観光客に向けた多様なプログラムが提供されています。鳥取市や倉吉市、米子市を中心に、観光やフォーマルなシーンでの着物の着付けが学べる教室が充実しており、地域の文化を大切にしながら次世代への伝承が進められています。鳥取県全体で和装文化がさらに発展し、地域の魅力を伝える重要な役割を果たしていくことが期待されます。